作者のことばから、人間は社会的な生き物なので、ほかの人たちとつながりを持って生きていきたいとおもうものです。みんなから見えない存在でいるのは、いやなものです。″に深く同感しました。
ブライアンは、教室の中で、目立たず皆からついつい忘れられてしまい、時に無視されたように彼自身感じてしまう存在のようです。
でも、こういう静かで内気で繊細な子にも、限りない可能性やほかの子と比べ特別に秀でている部分があるのです。
とかく集団生活の中では、先生も目が行き届かないこともあるでしょう。
ゆえに、授業や学校生活の中で、先生が個々人に目を配り、ひとりひとりの素敵なパーソナリティを引き出す機会を持って欲しいと思います。
さて、このおはなしの主人公ブライアンは、転校生ジャスティンが昼食に持ってきたプルコギで、皆に笑われているのを見て、・・・・・・。
ブライアンの人の痛みをの理解できる優しい気持ちが、行動を起こさせたのだと思います。
ブライアンはジャスティンに存在を認められ、初めて教室で顔を上げ会話ができたのではないでしょうか。
でも、そのジャスティンが、授業のためのグループ作りで、エミリオに誘われ引っ張られていきそうになるのですが、・・・・・・。
ブライアンにとって、ジャスティンは友だちの輪をひろげてくれる大切な同級生になりました。
子どもたちだれもが、自分がかけがえのない存在である″ことを心に根っことして、育って行ってほしいものです。
もう、ブライアンはみんなからはっきり見えているようです。
見返し後ろをご覧ください。