ぞうやらいおん、かめ、さるなどたくさんの動物が登場する運動会。
シュールな絵と回文で楽しめます。
出てくる文章が全て回文というところに驚きました。
特に跳び箱のシーンは体操して、構えて、飛ぶ
という場面が描かれていてワンシーンで終わっていない!
使われている文字も少ないのに、回文という制約の中で
こんな表現ができる日本語の奥深さを知ることが
できたような気がします。
息子はひるやすみの小ネタ集のようなページが好き。
どこまで意味が分かっているのかわかりませんが、
言葉の響きが面白いようで声をだして笑っています。
シリーズ化してほしい絵本です。
【事務局注:このレビューは、「さかさことばで うんどうかい」こどものとも 2009年5月号刊行 に寄せられたものです。】