赤ちゃんを抱っこして忙しそうなお母さん。
かまってほしいけれど、じっと我慢して窓の外を眺めているひなこ。
我が家の光景のようでした。
ひなこが「ひなこ、ちいさいときは○○だったのよ!」と、
目につくものをどんどん挙げてお母さんの気を引く様子がかわいらしいです。
普段、「おねえちゃん」としていろいろ我慢を強いられている長女は、共感するところがあるのが、ひなこをじっとみつめていました。
本を押さえる私の指が、ひなこの抱いていたウサギを隠していたときには「ウサギが見えない!」と注意するほど。
最後の「ほんとは おかあさんの あかちゃんだったんだ」というひなこの言葉に、ちょっとじ〜んとしてしまいました。
こんなに大きくなって、自我も芽生えて、叱ることも多くなったけど、あんなに小さな赤ちゃんだったんだよなぁ……とじみじみ。
「おねえちゃん」と「おかあさん」にお勧めの絵本です。