実を言うと、「‘なんでもふたつ’さん」を借りようとしてたのに
間違えて借りてきてしまいました。
でも、もったいないので読んでみました。
貧乏なおじいさんとおばあさんは
畑で作った野菜を食べて、足りないものはその野菜と交換で
手に入れて暮らしていました。
しかし、おじいさんが畑で不思議な「かめ(瓶)」を
見つけたところから、二人の暮らしは変わっていきます。
中に入れたものが二つに増えてしまうこの不思議な「かめ」
最初は、知らずにいれた財布がふたつに!
す、すごいじゃん。
ひとつがふたつ、ふたつがよっつと倍々に増やしていく二人。
もう、枕元にはお金が山になって積まれているほどに。
普通ならそろそろ痛い目にあうのですが・・・。
「かめ」に頭から突っ込んでしまったおばあさん。
二人に増えてしまったおばあさんのケンカを収める
妙案というのが、おじいさんが二人に増えることだったのは
う〜ん、どうなんだろうなぁって思いました。
しかも、二人になってしまったおじいさんとおばあさんのことを
みんなは「おかねもちになったから、自分まで二人にした」って
納得してしまってるんです。
う〜ん。「○○したら××なるよ」っていう教訓めいた話に
慣れていると、どこにもオチがついていなくって
なんだか不完全燃焼です。
まぁ、いいじゃないの。幸せになったんだからってとこですか?
国民性もあるのかなぁ。