いつもと違う図書館に行き、このシリーズを見つけました。荷物になるので一冊だけ借りようと思い、いろいろ迷って、特徴が際立っているかなと、このヴェニズ版を選びました。
実際に読んでみると、結構長いのですが、嬉しいことに、普段あまり寄ってこない長男が、最後までかぶりつきで見ていました。
ガイドブックにもなりそうな、丁寧に描かれた本で、ひとつひとつの説明もとても親切です。
途中で加わった次男が、運河の絵を見て「これ、知ってる」と叫びました。聞くと、「世界の風景30」とかいう番組で見たそうです。
写真ではないのに、しっかりときちんと描いてあるので、自分が見た映像と同じことがわかり、嬉しかったのでしょう。
「ヴェニスを勉強しよう」と勢い込むのではなく、「ヴェニスってどんなところかな?」くらいの軽い気持ちで入っていくと、思いがけない収穫がたくさんありますよ。
大人にも子どもにも、楽しめる素敵な絵本です。