なんといっても、絵がきれい。
普通の絵本の絵じゃないです。
原画で見たい!!・・・そう思いました。
お話は、ちょっと難しいです。
4歳の息子には、読んであげませんでした。
貝の子プチキューは、あるとき、自分は動けるのだから、見たこともないものを見るたびに出ようと決心します。
前半は、プチキューのたびのお話です。
自分も、”もっといろんなことが出来る。でも、まずは自分で始めなきゃ”と、勇気が出てきます。
最後、プチキューは、死んでしまいます。
そして、カニに食べられてしまいます。
プチキューの最後は、何かを成しとげた潔さを感じます。
カニは、食べてから、自分が食べてしまったことを後悔して泣いてしまいます。
生きていくために、食べることは必要なことです。
それでも、涙を流しているカニの心の優しさが愛おしくも感じます。
作者は、どういう意図でこの物語を書いたかは、私には難しくて解りませんが、私は、前半では勇気を
”頂きます”
”ごちそうさま”
のときに、手を合わせる心を感じました。
他の方の感想が聞きたい本です。