晴れているときに、急に雨がザーッと降ってきてすぐやんでしまうことを「きつねのよめいり」と、言うのは、全国的なんでしょうか?私の住んでいる地域だけなのでしょうか?
でも、この本は、雨なんて、全く関係ないお話でした。
瀬川康男さんの絵は、なんだか、パステルカラーが、残像で残るような、ステキな絵です。
きつねが大きくなって、ある日いなくなってしまいます。きつねのお母さんが、お料理の折りつめを持って「こーん」といって、行ってしまいます。
その折つめをみて、「あーお嫁に行くような年になったのか」と、おじいさんはしみじみと思うのでした・・・
娘を持つお父さんが読んだら、感じる所があるのではないのでしょうか?
意外と、淡々とお話は進んでいくのですが、絵が好きなので☆4つです。