「命はどうして大切なの?」
子どもから質問された時、どう答えたらよいのだろう。
この絵本を息子と一緒に読みながら、親である私も「そうか!」と気付けたことが沢山ありました。
当たり前のようでいて当たり前でない、奇跡のようなこの命の大切さを学ぶことは、大人も子どもも大事なことなのですね。
牛が殺される場面、小さな子にはショックかもしれません。
でもそれが現実。
毎日食べている肉や魚も、少し前までちゃんと生きていた命だったのです。
今はスーパーに行けばなんでもパックにされて売られているので、命を奪っていることを忘れがちですが、「いただきます」の言葉で感謝を忘れないでいたいと思いました。
そして自分の心もまた、人の命が作ってくれたもの、ということは初めて気付かされたことです。
確かに、人は多くの人と接することで成長していきます。
人は誰も1人では生きてはいけないのです。
だからこそ「ありがとう」を忘れずにいたいと思いました。
また人生には、辛いこと悲しいこと、色々あります。
それを乗り越えていくためにも、自分一人ではないということ、沢山の命によって生かされているということ、また沢山の命が自分の中に生き続けていること・・・
難しいけれど大切なことを、優しく教えてくれる1冊です。