スダジイは、大きな木。
子ども達や動物達を、ずっと見守りながら立っている。
そんなスダジイのまわりはいつも賑やか。
夏は特に、子どもの元気な声、小鳥やセミの鳴き声が響いている。
あたたかく見守る、大きなスダジイの優しさに満ちています。
子ども達が視線を上げると、新しい発見があります。
初めて知ることだけれど、それはもうずっと続いてきたこと。
「きがついたかい?」と語りかける、スダジイ。
東京に住む作者の近所に実在する木のお話しです。
都会でも、アオバズクが子育てをしているのですね!
村上康成さんの絵が素晴らしい。
広々とした夏と大きなスダジイの存在感を見事に描いています。
小鳥やセミの鳴き声が聞こえてきそうな絵本です。