やっぱり、かこさんってすごいなぁって思う1冊でした。
かこさんの絵って結構特徴があって、大変申し訳ないんですが、
私には下手うま?って感じてしまいます。
でも、ストーリー展開が実に面白いですよね。
必ず、クライマックスがあり、そこに持っていく為に、どんどん盛り上げて
(疾走感すら感じます!)、最後は“めでたし めでたし”で終わらせる。
とても魅力的です。邪悪がないんですよね。
この絵本も、その典型的なものだと思います。
ものすごい種類のパンのページも圧巻ながら、
からすのパンやさんのお父さんが言う、「ひとり3つまでおうり
します」とか、買う数によって並ぶ列を変えて、だれも見に来ただけ
の列には恥ずかしくて並ばないとか、笑いのつぼを押させた文章が、
4歳の子供でもウケています。
みんなが薦めるのに思わず納得する1冊です。
やはり、お薦めです!