私にとってセンダック三大作最後の作品。娘には二作目。
今までと全然違う画風に目を疑いました。私は好きかな。
内容がまた摩訶不思議でした。ファンタジーというのもあてはまらないような不可思議さ。
もはや意味を考えるのがナンセンスで、そのまま受け止めるしかないとさえ思いました。素直に夜の台所を冒険しました。
ミッキーくん、ちょっと早起きして朝の台所を覗いてごらんよ。パンを焼く香ばしい香りと共に、お母さんがいるからさ。
コックが、風刺画に書かれている国のお偉方に見えてしかたありません。こういう顔していませんか。
娘はこれも気に入った様子。二度目からは「ミッキーのお話読んで」と持ってきました。
ひとつページを開いただけで子供がこんな真剣な目になる絵本ばかり描いた人なのですねぇ。子供と読んで初めてセンダックの良さに気付きました。