「ねぇママ、どうして・・・・・・」・「ねぇパパ、どうして……」・「オルガの世界一周」のグレバンさんの作品です。
タイトルから想像できる愉快な作品でした。
カバー折り返しの文と見返し前の絵で、もうお話は始まっています。
マンモスと暮らすための十か条。
どの絵を見ても、あ〜〜〜、危ない危ない!え〜〜〜、そんなぁ〜!
あらあら、やっちゃったわねぇ〜、と声が出てしまいます。
たてがみの可愛いマンモスくんが、飼い主の男の子に従順にされるままになっている絵に笑っちゃいます。
相当無理な二人の生活を、淡々と「大丈夫暮らせる!」と確信を持って語る男の子も可愛い。
でも、最後の見開きで、左にはマンモスの可愛いぬいぐるみ、右には枯れ葉落ちる森の中肩を並べる本物のマンモスくんと男の子の後ろ姿。
一緒に住みたくて、この十か条を考えていたのかな?
それとも二人の生活に破綻が来て、森へ帰そうとしているのかな?
いえいえ、見返し後ろを見ると、この十か条を考えて、家に連れて帰って来たんでしょうね。