シリーズのななちゃんのおかたづけを読んで、子どもの目線になって片づけの必要性ややり方がとてもわかりやすく描かれていて気にいっていたので、シリーズのこちらも読ませていただきました。
ストーリーはおばあちゃんがななちゃんに送ったカーディガンから始まります。お着がえを一人でするのは少し難しいななちゃん。でもおばあちゃんからもらったカーディガンについている可愛いボタンをとめたいという一心で何度か失敗しても頑張ってボタンをはめるというストーリー。
この年代の子どもにとって自分でしたくてもなかなかできなくてイライラして泣いたり怒ったりというのはよくあること。普段時間に追われて忙しくしてる大人にとって、自分でやるといってきかず、もたもたしている子どもに少しやきもきしてしまうこともあるけれど、「やりたい!」という子どもの意欲が頑張りにつながり、「できた!」という成功体験になる過程が丁寧に描かれていて、普段の一瞬一瞬の子どもの成長に目を向けて成功体験を一緒に喜んであげたいという思いにさせてくれる1冊でした。