絵本をお母さんに読んでもらうことって子どもにとって特別で大切な時間なんだなと改めて感じることができる作品です。
主人公のお母さんは女手1つで美容院を営んでいて、いつも忙しそうにしています。友達がお母さんに絵本を読んでもらってると知って、うらやましく思う僕。お母さんに絵本読んでもらいたいけど、忙しそうなお母さんを見て、なかなか言い出せず、結局読んでもらうのをあきらめてしまいます。
そしてやってきた僕の誕生日。お母さんからのプレゼントはなんと絵本!この日はお母さんが寝る前に本を読んでくれます。でもお母さんは疲れてて途中で寝てしまいます。でもそんなお母さんを怒ることもなく、一緒にくっついてうれしそうにしている僕がとっても健気でなんだかジーンとします。
子どもの気持ちに気づいて、それに応えようとしてくれるお母さん。いつも忙しいお母さんを受け入れて、してもらうことより自分でしようとする僕。2人の愛情がとっても感じられる素敵な絵本です。