絵も、ストーリーの展開も悪くありません。
もう、大学生の娘がそばにいたので、試し読みしてみました。読み手の私には、聞こえてくる世界にあまり広がりを感じませんでした。
江戸時代には、『ねずみ除けの猫の絵』というのがごく普通に販売され人気をよんでいたそうですが、このお話のもとにはそういった背景があるのかもしれません。
この物語の主人公「いちねん」という絵描きは、検索してみましたがヒットしてこなかったので、誰かをモデルにしたのではなく、作者の想像上の人物のようです。
けして悪い作品ではないものの、読み聞かせなどに使うには対象年齢が絞りにくいので、評価は低めにしました。