表紙を見ると、愛らしいでんきがまちゃんとおなべちゃん。そしてむっとした顔の鉄なべ。
最近役割をおなべたちにとられてしまった、鉄なべたちの反乱のお話かと思ったら、鉄なべじいさんは、おなべちゃんのおじいさんで、とっても孫思いなのでした。
それだけでも楽しいのに、おいしそうなにおいがプンプン漂ってくるようなお話でした。
小学校6年生のとき、最後の給食で何が食べたいかというアンケートに、“ご飯と味噌汁”と書いた子がいましたが、本当に、日本人にとって、あったかいご飯とあつあつの味噌汁は、最高のご馳走だよねと再確認してしまう、おいしそうな絵本です。