”つちはんみょう”という虫が、子孫を残し種として生き続けるための方法が、すごいです。
こんなシステムを、だれが考えたのだろう?
私たち人間が住むのと同じ世界で、小さな虫の世界では、こんな死闘が繰り返されていると思うと、自然界の不思議を感じ、自分の知る世界が、本当に限られた一部分でしかないのだと、思い知らされます。
まだ分からないこともあるようですが、これを8年もかけて、調べた作者もすごいですし、この絵にしたこともすごいです。
何度も文章を読んで、細部の絵を凝視して、発見する楽しみもあります。
小さいけれどダイナミックな虫たちの世界…おすすめです。