クリスマスのお話でも、サンタやトナカイは出てきません。ここに出てくるのは、お城の王様とおきさき様のために歌を歌いに行く、1羽のこまどりのお話です。スコットランド民話で、この昔話の繰り返しのリズムと最後にはめでたしめでたしといったラストで、親子で安心して読めました。
お城へ向かう途中、いろんな動物がこまどりを捕まえようとしますが、賢いこまどりはだまされずにお城にたどり着きました。強い動物が登場するのでドキドキしますが、小さくても智恵があれば切り抜けられることを、子どもたちに伝えられればと思います。