恐竜の子どもたちのお話です。
ボーランドはチビ恐竜。
これからみんなで1週間、沼地の島でキャンプです。
でも、ボーランドは、あんまり嬉しくないんです。
だって、いじめっ子のタイローンも一緒に来るんですもの。
タイローンは誰よりも大きくて強くて暴れん坊。
何をやっても叶わない。
腕力だけでは勝てないゲームでさえタイローンは、“ずる”までして勝っちゃう、なかなかな知恵者。
数々のタイローンの横暴さに読んでいて、お子さんもあきれることでしょう。
ボーランドたちは、ついにタイローンを仲間はずれにして宝探しゲームをしようと計画を立てますが、・・・。
小さいお子さんにはわかりやすい悪漢キャラとしてタイローンは描かれていますが、彼を通して“こういう事はしちゃだめだ”って、たくさん教えてくれます。
親の目から見ると、タイローンの遊びに対するエネルギッシュさは、あっぱれとも思えたりもして・・・。
タィローンには、天罰が下りますが、やっぱり変わらないんだろうな〜。
そして、ボーランドたちも結局明日も一緒に遊ぶんだろうな〜。
トランプゲームをして、劣勢になると“ずる”をしても勝ちたがった幼い頃の息子の中にもタイローンはいましたね(笑)。