毎年、春になるとやってくるツバメたち。
今年も元気な声が聞こえてきます。
いつも高いところに巣を構えて、人間はそっと見守ることと、外敵から少しでも守ってあげるお手伝いをすること、ふんの掃除をすることなどを通してしかツバメのことを知ることができません。
鳥は、身近でありながらも、少し自分たち人間とは遠いような存在に思っていました。
なので、よく見かけている割にはそのツバメの生体も、巣立ちまでの軌跡もよく知らなかったのでこちらの絵本はとても興味深く拝見しました。
この写真家の方は巣作りから巣立ちまでの52日間を写真で綴ってあります。
どの写真も可愛らしく、いつも覗けない巣の中はこんなふうになっているんだーと今まで以上にツバメに愛着がもてました。
ヒナの写真はとってもかわいい!
今まで何気に見上げていたツバメの巣も、この絵本を通してまた違った温かい気持ちが生まれました。