なかなかの文字数とページ数の絵本ですが、
一歳の娘も「パン!パン!」といって
何度も読んでほしいと持ってきます。
話にでてくるパンの絵がとんでもなくおいしそう
だからか、テンポのよい小気味いいフレーズが
でてくるかるなのか、パンを食べるマネをしながら
最後まで聞いてくれます。
4歳のお兄ちゃんも、読み物としてグッと
惹き付けられるものがあるようです。
最初はみんなを不幸にするどろぼうだった男が
おたからぱんとお店の主人に出会ったことで
改心して、みんなを幸せにするおいしいパンを
作るようになって、自分がしてもらったことを
また新しく出会った泥棒に伝えることで
改心させていく。よい行いの連鎖を自然と
感じることができるのではないでしょうか。
さらに、最初にでてきたお店の主人の正体も
もしかして??などと推測も生まれるような
読みごたえがあり、読む年齢によって違う
見方ができる長く付き合える一冊だとおもいます。