壁というと、障害物のイメージでした。この本を読んで、壁は支えになったり超えるべき目標にもなることに気づきました。人によっていろんな捉え方があるんですね。人も同じなのかもしれないですね。誰かが嫌いなあの人も、ほかの誰かにとっては愛すべき人。物も人もいろんな側面を持っているから・・・。人生で苦しくなったときには、見方を変えてみるといいのかもしれません。不思議な魅力をもつ登場人物が出てくるのも、この本の魅力だと思います。本を開いた途端に、異世界に連れ込まれた感じがしました。大人にとっては考えさせられる深い話です。今も余韻にひたっています。子どもは本の世界を純粋に楽しむことが出来るでしょう。しかし、この本はなにかを子どもの心に残すのでしょう。