表紙の絵もあまりかわいらしくないし、中の絵は黒だけで書かれていて、文章は多いし、
子どもが手に取りにくい絵本ですが、読んでみるとあたたかさにジーンとするすばらしい絵本です。
ありえないほどたくさんのねこを拾ってしまうおじいさん。
しかたなく解決しようとしますが、ねこたちのとった行動もありえないものです。
最後に残ったこねこを大事に育てるおじいさんとおばあさん。
おじいさんの最後のせりふがなんともおしゃれです。
おはなしの世界でしか出会えない世界です。
そんな現実ではありえない世界を素直に楽しめる子どもたちになってもらいたいなあと思います。