納豆が嫌いな「しょうた」が、納豆を食べられるようになるまでを描いた写真絵本です。
…といっても、別にあれこれ工夫したのではありません。
おじいちゃんが一緒に豆を育てただけ。
おじいちゃんは、けっして「納豆を食べなさい」なんて言いません。
「はたけに いってみっか?」
「しょうたも やってみっか?」
春にまいた種が、夏に「枝豆」になり、秋に「大豆」になる。そして、冬になると、とっておきの「へんしん」をする。
ゆでた大豆を「わらづと」に入れて2日間。
…わくわくして「わらづと」を開けたしょうたの目の前には?
おじいちゃんの気持ちを裏切れず、思い切って口に入れるしょうた。そして…。
1年というゆっくりとした時の流れに支えられた「納豆」を、しょうたは、これから一生、大切に食べていくことでしょう。
優しいおじいちゃんの眼差しに、食育の原点を学ばせていただきました。
娘は納豆がだ〜いすき。
これを読んだ日は、もちろん、食卓に納豆があがりました。
「うちゅうから みえる ちきゅうみたい」な、大豆の芽の拡大写真がすてき。
最後に、北斗七星の形にならんだ7つの干し納豆を見て、星好きの娘は大喜びでした。