水平線を見ていたら家が流れてくるなんて、考えると怖い話ですが、谷川さんはブラックユーモア路線ではなく、奇想天外な展開でどんどんとエピソードを積み重ねていきます。
あっけにとられてしまいましたが、最後のページでドキッとしました。
おじいさんのガブリエルが暮らしていたのは、回り回って大工のさんざえもんさんが建てた家だったのでしょうか。
そしたら、その家はどうして流されたのでしょう?
考え込みながら読み返して見ていたら、ガブリエルおじいさんが大事にしている絵本は「モーモー モーいいかい」などと意味深なタイトルに見えました。
遊び心いっぱいの絵本です。