要するに食物連鎖、排泄物のウンチを食べて土に戻して自然界は成り立っているという内容でしょうが、このウンチのドアップはかなりのインパクト。
なので、相当強烈にストーリーが残ります。興味を惹かれます。
あれこれウンチ本を読み、どれもそれなりのインパクトで楽しんできましたが、これは思わず目を逸らしたくなる臭さ。いや臭くはないんだけど。本だし。
おはなし会なんかで遠めに見るのはいいけど、自分の手で持ってページをめくるのには勇気がいりました。
また文章がちょうどウンチに耐えられなくなってきた頃に次へめくれる長さでした。めくってもまたウンチなのですけどね。
それほど鮮やかで美しいウンチと、それを食べて保存しちゃったりなんかする虫たちの写真でした。
娘は目を皿のようにして覗き込んでいました。途中で嫌がるかと思ったら、見開いた目のままラストまで。それこそ身じろぎせず。
ハエがご飯に乗ったら汚いとはたいていた母を、今やっと噛みしめたとのことでした。
これはウケで入ってもそこから広がる世界もちゃんとあって読者層が広いかも。科学絵本に興味なしの娘も気に入ってくれました。