大判のページいっぱいにモノクロで描かれたトンちゃん。
強そうなオスの猫。しま模様で鼻はピンク。
でも実はトンちゃん・・・。
短い言葉で淡々と、トンちゃんの特徴が語られます。
あるもの、ないもの。できること、できないこと。
そして「トンちゃんってそういうネコ」と締めくくられると、全てがトンちゃんの個性としてストンと心に落ちてきます。
障害についてくどくどと語るより、子どもの心にまっすぐ響くのではないでしょうか。
とても力のある絵本だと思います。
深く理解してはいないでしょうが、2歳の下の娘もお気に入り。