子どもが、きっと大人よりもっているであろう、自由な想像力やどんなところにでもとんでいってしまえる力を感じる絵本でした。ちょっと、エッツの『もりのなか』を思い出したりもして。娘に言ったら「わかるわかる。この部分だよね」とうれしそうでした。長い間一緒に絵本を読んでくると、いろいろ共通の思い出、みたいなものもあっていいものです。
どんなところにもとんでいけるのではあるけれど、途中でなんだかとても寂しい気持ちにもなったり。絵が美しいからなおさらそう感じたのかもしれません。美しいものって寂しかったりしますよね。
でも、ハッピーエンドだったので、娘も「よかったねえ」って言っていました。途中で寂しいとかかわいそうなどとは特に言わなかったのですが、おそらく娘もちょっと寂しい気持ちを感じていたのだろうなあと思いました。なかまがいるって素敵です!