お薦めの絵本として紹介されていたので、なにげなく図書館で借りて読んだのですが、絵本の雰囲気といい、お話の内容といい、親の私がすっかり気に入ってしまい、ずっと手元に置いておきたくて、すぐに購入しました。
パリに住むソフィーは、大切にしていた植物図鑑がばらばらになってしまい、ルリユールおじさんのもとを訪ねます。
ルリユールというのは、おじさんの名前だとばかり思っていましたが、この時、初めて製本職人さんのことだということを知りました。
ソフィーの図鑑を直していく工程1つ1つが丁寧に説明されているのですが、その間に、同じく製本職人だったお父さんとの思い出も描かれていて、とても奥深い内容です。
図鑑が綺麗に仕上がった場面では、ソフィーの嬉しさが伝わってくるようで、私までもが嬉しくなりました。
子供たちはルリユールおじさんという名前が気に入ったようで、絵本を読んだ後、何度も何度も、ルリユールおじさん!と言っていました。
素晴らしい職人さんがいることや、物を大切にする気持ちが伝わると嬉しいです。