チコちゃんちのねこは、ブッチョロビッチョロという不思議な名前です。
ブチョロビチョロはチコちゃんにかわいがられているけれど、
あまりにかまわれ過ぎて嫌になって家出をしてしまいます。
チコちゃんが泣きながらブチョロビチョロをさがしているところが、かわいそうでもらい泣きしそうです。
ブチョロビチョロは、新しい飼い主のもと、快適に過ごしています。
でも、チコちゃんが捜しているときいて、様子を見に行くと、そっくりなねことチコちゃんが
しあわせそうに暮らしていました。
ブチョロビチョロは、かなしくなります。
きっと自分を見分けてもらわれなかったからでしょうね。
まったく違うねこだったら、そんなにショックではなかったでしょう。
目になみだをためているブッチョロビッチョロの絵が好きです。
目には、チコちゃんの姿がうつっています。
大島さんの絵は、表情が豊かでわかりやすいですね。
色合いもあったかくて好きです。
最後のおちも大好きです。
それが、本当のしあわせなんだと思います。
自分を必要としてくれるひとがいるって嬉しいことなんですよね。
ブチョロビチョロはちゃんと気が付いていると思います。