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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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エルマーとりゅう」 ガーリャさんの声

エルマーとりゅう 作:ルース・スタイルス・ガネット
絵:ルース・クリスマン・ガネット
訳:渡辺 茂男
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1964年08月
ISBN:9784834000351
評価スコア 4.66
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みんなの声 総数 34
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  • しりたがりのびょうき

    「エルマーのぼうけん」を読み終えた翌日、すぐに続編も手に取りました。ページをめくる前から、エルマーとりゅうの世界への入り口に立って、その扉が開くのを今か今かと待っているような娘の横顔。まるで自分もいっしょにここまで旅をしてきたような表情です。

     やっとのことで「どうぶつ島」を逃げ出して、嵐を切り抜け、たどり着いたところが「カナリア島」。
    ここに住むカナリアの王様から、「ひみつのたからもの」のことを聞き、エルマーとりゅうで力を合わせて、その宝物を掘り出すのですが・・・

     一作目のような大冒険はないものの、その分、ひみつって一体どんなことだろう?、たからものってどんなものだろう?と、わくわくしながら、先へ先へとお話の続きを知りたくなってしまいます。
    そう、知らないうちに、読者もみんな、島のカナリアたちと同じ「しりたがりのびょうき」にかかってしまうんですね!!これでは、途中でやめるわけにはいきません。

     娘は、「きっとネックレスとかが入ってるんだよ。だって、りゅうの首にかかってるもん」と言って、裏表紙の絵を見せてくれました。あっ、本当だ! そんなところまでよく見ていたね〜。
    出てきたのは、鎖のついた金時計だったのですが、りゅうの首の黄色い縞に、とてもよく似合っています。

     そして、りゅうに送ってもらって、無事家まで帰ることができたエルマー。なつかしい我が家には、笑顔のお父さんとお母さんだけでなく、物語の最初に登場するとら猫が待っていてくれました。
    娘は、この猫を見て、エルマーと同じくらい、大喜び! お母さんが、この猫を追い払ってしまわなかっただけでなく、「このねこが、だいすきになってしまったのよ」と、言ってくれたんだものね!

     読み終わって温かい気持ちになれる素敵な本です。

    投稿日:2010/11/15

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