長谷川さんの絵本はすごく好きなんですが、ろくちゃんはどうも好きになれなかった私。
そもそも、文章がだらだらと1ページになくリズムよくページがめくれる本が好きなのに、1冊の本に4話もあって1話に文章がぎっしりというのはどうも好きじゃなかったんです。私のつまらんこだわりですがね。
でも、長谷川さんの講演会で次女にねだられ「まあ、いいか。」
みたいな気持で買って帰って初めてちゃんと読みました。
読んでみて、微妙〜なキャラだと思っていたろくちゃんがなんだかかわい〜く見えてきました。
そうすると、お話も面白く感じて。
特別なお話はないのに、この日常的なリアリズムに共感できてきて、なんだか好きになりそう。ろくちゃんの近所のおじさんたちがなかなかいい味出しています。
もちろん、子供は喜んで聞いていました。
読まず嫌いな人にも、お勧めします。