5歳の息子と一緒に読みました。
ローラの家での日常が、私たちにとっては
かなりの非日常だったので、ドキドキしながら
読み進めました。
序盤で、家畜についての描写があるのですが、
日頃の生活の中で家畜という概念があまりなく、
食肉がどうやって加工されてきているかを子供に話したことも
ありませんでした。
全ページに丁寧に描かれた挿絵(カラーで可愛いです)の
おかげもあって、息子も内容をきちんと理解できたようでした。
家畜に対しても、ただ残酷だとか怖い、ではなく
必要なことなのだと理解したようです。
思いがけず、この本から異文化の知識をたくさん得ることが
できました。
文章では伝わりにくい部分が挿絵で丁寧に描かれており、
さすが、安野さんのプロの技だなぁと思います。
とてもボリュームのある内容なので、
息子も初回の読み聞かせでは、内容を理解するのに
いっぱいいっぱいな印象でした。
読めば読むほど、色々な考えが出てきそうなので、
また時間をおいて読みたいと思います。
長く楽しめる良書です。