突然、家にかみなりの親子がやって来たというのに、全く動じないおじいちゃん。
「いいから、いいから」を連発して、一見親切にしながら最終的にはかみなり親子を(意図せずに)追い払ってしまいます。
おじいちゃんの「いいから、いいから」とかみなり親子の様子が全くかみ合っていず、どう対処して良いのかわからずうろたえるかみなり親子の姿が、ちょっぴりかわいそうながらも笑えます。
おじいちゃんの「いいから、いいから」は果たして、のんびり明るい性格からくるのか、人の話を全く聞いていないということなのか、どっちなのでしょう。
どっちにしても、この「いいから、いいから」の繰り返しが、耳にも楽しい絵本です。
それにしても、最初にかみなり父が「あの、きょううかがったのは・・・」と言いかけたのを、おじいちゃんがさえぎってしまったのは、至極残念。
かみなりの訪問には、なにか目的があったのか、いまだに気になって仕方がありません。