小さな小さなもみの木は、小さかったばかりに最後まで売れ残ってしまいましたが...
「このおちびさんは、うれなかったなぁ。」
なんていう、もみの木を売るおじさんの言葉もほんわかだけど、このもみの木を買っていった老夫婦もいい人でした。
多くのもみの木が、クリスマスのたった1日だけのものとして扱われたのに対し、この老夫婦のもみの木に対する暖かい配慮。
裏の森に植えた時の、おばあさんの
「一年のお別れね。」
そんな言葉も素敵です。
ものを大切にする気持ち、思いやり、読後、心がほんわかとなるお話です。
クリスマスっていうと、プレゼントやツリーの華々しさばかりが主役になりがちですが、こんな話も読んで聞かせてやりたいものです。