1974初版で、104万部を記録しているミリオンセラー。
レイモンド・ブリッグスは、スノーマンでも有名です。
スノーマンは、優しく淡いタッチだったのに、この作品は全く別物だったので驚きました。
内容は、12月24日から25日にかけてのサンタの行動をこまわりで描いたもの。
文章ではなく、こまわりに会話を吹き出しで表現しているので、漫画に近い手法です。
その人間味あふれる行動・会話は、細かいところまで良く描けていて、何度読んでも引き込まれてしまいました。
小学校1年の次男は、既にサンタクロースの存在を全く信じていないのですが、このユーモア溢れる作品を十分楽しめたようです。
ただ、我家のようにサンタを捉えているのであれば良いのですが、サンタに夢を持っているお子さんには、もしかしたらオススメ出来ないかも知れません。
高い評価の絵本なのですが、サンタへの夢を壊す可能性もありますので。
一度、親が読んでみてから、読み聞かせしたほうが賢明と言えると思います。
我家に限っては絶品の一冊です。