前作『あなたをずっとずっとあいしてる』のレビューを書く時に作った四字熟語『四読四泣』を変更せざるを得なくなりました〜(爆)。
大好きなこのシリーズに新作が出たことを、絵本ナビで知り、やっと購入!次女の6才の誕生日会(11/29)に読み、遅くなりましたが感想を書きにきました〜。
いくら宮西さんでも、そろそろネタ切れするんじゃないか?・・・なんて心配はよそに、またまた泣かせていただきました〜。
今度はティラノのおじさん、おじいさんになっちゃうじゃないですか〜。あんなに強くて、『力こそが大事』と暴れ回っていた姿から、想像できないほどのよぼよぼと哀れな姿。
もう、この展開だけで、泣けてきちゃいます。
他人を疑うことを知らない、純粋なトリケラトプスの子どもに会って、ティラノは『力よりも大切なもの』に気付きます。そして、身をもって、次世代に伝えます。
なかなかできることじゃありません。
人間も見習わなくちゃです。
一貫として流れてるテーマはもちろんですが、直接関係ないようなところも、見逃せません。
私としては、おじさんが、子ども相手に、「もっと強いやつがいるだろ?」というくだりがたまりません。(かっこいいティラノよりも、こういう人間臭いティラノに共感を覚えます。)
ラストの、子ども(の子ども)のひとことがいいですね♪うまいなあ!宮西さん☆
いじめによる自殺なんて、暗いニュースが飛び交う今の時代にこそ、こういう絵本をストレートに読みたいですね。