たっぷりの黒髪、くりくりの黒目。偉大なる山神のひとり娘の少女は何と!あと3日で300歳。(50年が人間の1歳にあたるのだとか?!)一人前の山神になるには、「山を一日で紅葉させる事」空飛ぶ雲に乗って、スズナ姫の冒険がはじまるのだ。読み手の方が,グイグイとスズナ姫の世界に引っ張られていく感じだ。はねっかえりでユーモアたっぷりだけども、本当は心優しい、どこにでもいそうな女の子。「スズナ姫みたいな山神と友達になれたらチョー楽しい毎日になったりして!」と言う子も出現だ。生き生きとしたスズナ姫は魅力的だなァ。