学校の怪談絵図鑑シリーズ第2巻です。
今回は特に学校のトイレにまつわる怪談を多く紹介してくれています。
1779年に刊行された鳥山石燕(とりやませきえん)の画集に
厠(トイレ)に出る妖怪「加牟波理(がんばり)入道」が描かれており、その解説とともに、トイレの話に入る導入が面白かったです。
怖い妖怪にはつきものの、トイレに入って「赤がいいか、白がいいか」聞く話がいろんなVersionが多く載っていました。
これ下手にどちらも選んではいけないんですよね〜。
また、ちょっと違った話で、「紙をちょうだい」とトイレの中から声をかけられ、トイレットペーパーを渡そうとすると、
「おまえの髪だ!」とトイレから手が出てくる話もありました。これには読んでて、ぞっとしました。
怖い小噺をしたい人は覚えておいて損はなさそうです。
学校ならではの話が子どもたちにも身近に感じられるのではないでしょうか。