学校の怪談絵図鑑シリーズ3巻では「学校の七不思議」を取り上げています。
シリーズの中で個人的には一番面白かったです。
七不思議というのは、なんだか日本人の心を虜にしてしまう魅了がありますよね。
この本を読んで実は初めて「学校の七不思議」は全部知ってはいけないんだということを知りました。
まずは、よくいる「トイレの花子さん」の紹介。
男子トイレに出る「太郎さん」の存在は知りませんでした。なんと花子さんの友だちや恋人だといわれていることもあるそうです。
後、地域によって時間が違うみたいですが、ある時間になるとやってくる「ババ(おばあちゃんの妖怪)」とか、
「テケテケ」とか(足がないのに足音を立てる妖怪だそうです)
「足売りばあさん」も、すごかったです。
学校にはこんなに妖怪が出るのかと、驚きました。
また、この絵図鑑の挿絵を担当されている山村浩二さんの絵は、雰囲気があるのにひとりひとりの妖怪に愛嬌があり、
こんな妖怪とならちょっと会ってみたいなと思わせてくれるものがありました。
すごく読みやすくいい作りになっているシリーズです。ぜひ、たくさんの子どもたちに手に取ってほしいです。