昔話は小さい子でも理解できる。と、よく聞きますが、この作品、出版社さんからのお薦めが2歳から5歳になっていました。これはちょっと年齢を下げ過ぎてませんか〜?
このお話はもともと長野県・木曽福島の興禅寺に伝わる伝説を基にしているそうです。
最後は悲しい結末となりますが、自分の主人を思うきつねとその狐を思う優しい坊様の心の恐竜を見ていると、読んでいて暖かい気持ちになりました。
また、宮本忠夫さんの絵がすごくお話に合っていました。
きつねと若君とが遊んでいる(過去の)シーンのページ、すごくよかったです!
読み聞かせなどに使うなら、
討ち死にとか、案じてとか、学者の門をたたくとか、時代背景などがある程度想像できる年頃、小学校の低学年くらいから中学生くらいのお子さんたちにお薦めしたいです。