雨で薄暗い空。「おひるねのいえ」はみんながお昼寝をしている。
そのうち、ベッドで寝ているおばあちゃんの上に孫が乗っかり、孫の上に犬が乗っかり…。
どんどん積み重ねていってとうとう…。
昔話風にストーリーが一本道でわかりやすい。
みんなが起きていくにしたがって天気が良くなっていったり、登場人物が増えるごとに横→上からと視点が変わっていくという工夫も。
画面の中で色々発見があり面白く、ここは前のページではどうだった?とつい振り返って見てしまう。
年中さんくらいから。読み聞かせでも楽しめる本。
ウッドの夫妻は子ども向けの本を多数執筆している。
この本ではコルデコット・オナー賞を受賞。
1984年にアメリカで出版され、日本には1993年に紹介された。
訳は直木賞作家の江國香織さん。