ベラルーシの昔話です。
初めて読むお話ですが、懐かしい様な気がするのは、多分お話の展開がスムーズで、それが心地よいからでしょう。
次男は表紙の猫をみて、「金色だからスーパー猫だ」と言っていましたが、本当にその通り。それに気高さがプラスされて、神々しいばかりの猫になっています。
きんのねこは、“なんでも願いをかなえてくれる猫”ではなくて、“自分をきちんと向き合っている人を認める猫”です。
そこを取り違えて欲望を満たそうとすれば、見事なしっぺ返しが待っています。
ちょっと『金の斧 銀の斧』を思い出させるようなお話でした。