「私も列に並ぼうっと、鍋を持って。」
そう思ってしまったほど、今までにないえほんを見た気持ち。
まるで芝居と、映画と、えほんが一緒になったような、
ページを開いて読んでいるのに参加しているような、不思議な感覚。
えほんの中に、本当の時間が流れているようです。
料理中のワタナベさんの一生懸命な働きと、
出来上がりを楽しみに待つお客との信頼みたいなものが
なんだかあたたかいなぁ、いいなぁ、そう思います。
ごっこ遊び、でもないけれど、またきっと訪れてみたいえほんです。
北村画伯、偕成社に、感謝。
ごっつぁんです。