てんぐちゃんのものがすぐにうらやましくなってしまうだるまちゃん。家にあるものの中で工夫して、てんぐちゃんのものに近いものを家族で探したり作ったりする過程がかかれています。
ものにあふれているこの時代に、すぐに物を買い与えるのは簡単だけれど、自分であれこれ考えて、工夫することの大切さを教えてくれます。
時代が変わっても読み継がれていく1960年代初版のロングセラー。 40年以上も経っているのにまったく色あせないところが、かこさとし先生、さすがです。
自分が子どもの頃にも、てんぐちゃんのお父さんが出したものを眺めて楽しくてしょうがなかった覚えがあります。
たくさんの絵の中から自分のお気に入りを選んで、「オレだったらこの帽子にする」とか「このうちわでもいいじゃん」親子兄弟で言い合っています。