母が昔
「牛を飼っているおうちに遊びに行ったときに、
おやつで出してもらった牛乳の味が忘れられない」と
言っていたことがありました。
この本を読んで、その話を思い出しました。
この本の主人公、中洞正さんは
山地酪農を実践してきた人で
その困難さは、児童書としてさらりと書かれていた以上に
色んな事があったと思います。
現代は、効率を重んじて
あるがままの自然なことを、自然なままで流通させることの
なんと難しいことか・・。
アレルギーの持病があり
長いこと牛乳を飲んでいない私も
自然なままのこの牛乳なら
飲んでも痒くならないんじゃないかという気がしました。
疫病が流行るこのご時世、
人間に本当に有益なものを見極めることが必要かもしれません。