この絵本は、メキシコの民話です。
民話や昔話の持つ力を改めて感じました。
小さく弱いうさぎが、神様に身体を大きくしてほしいとお願いに行き、神様から条件を出されます。
それは、うさぎにはとても出来そうにない難題です。
うさぎはその難題を知恵で乗り切っていきます。
神様のところから帰るときは、涙をふきふき途方にくれていましたが、残酷な事をやってのけますし、その後は自信に満ち溢れています。
今の子どもたちは、逆境に弱いと思います。
自分自身を好きになれなかったり、自信を持てなかったり。
そんな子ども達に読んでもらいたいです。
うさぎが、皮を持っていけなかったら、身体を大きくしてもらえたかもしれませんね。
今の自分の置かれた環境でがんばることが大切だと教えてくれます。