全ページに明るい花柄が出てくる温かいお話です。
ほとんどのページで「うちのママって○○なの」とママの素敵さを挙げていて、ママと子どもの愛情が、溢れんばかりに謳われている作品です。
子どもよりお母さんの方が感激してしまう本かもしれません。
我が家の子ども達は、失礼にも、「ママはすご〜いコックさんで」とか「はなつくりの まじゅつし」というところは、「ウチはちょっと違うな」などと言い、「せかいいちの ちからもち」とか「サイみたいに がんじょう」とか「あたしを わらわせてくれる、うんと」というのには、「そうそう!」と大声を出しました。
アンソニー・ブラウンの描くママは、きれいというよりたくましい感じなので、そのママが妖精になったり、バレリーナになっている絵は、ちょっと笑えます。
子どもと一緒に読むと、とてもほっくりとした気持ちになれる本です。
最後には、子どもを、ぎゅっ!としたくなってしまいますよ。
私も子ども達を ぎゅっ!としました。三人一緒だとかなりシンドイのですけれどね。