レオ=レオニの本との出会いは、今から10年以上も前になります。「スイミー」をよんで、感動し「ひとあしひとあし」を読んで、また感動しました。でも、レオニの作品でイチオしなのが、この「フレデリック」です。読んであげると、どの子ども達も、穏やかないい顔に変わります。世の中がなんとなく忙しく、社会が混迷している今だからこそ、子どもたちに、そしてすべての人にオススメしたい作品です。人が生きる時に、一番大事にしなくちゃいけないものは何なのか、この作品はそのことを僕らに伝えてくれます。レオニの作品には、人がいかに生きるべきかという哲学が満載です。是非、子ども達と哲学してみませんか。