とても可愛らしい絵で、子供たちにも喜ばれそうです。
それに、主人公のエリオットくん。実はゾウなのに小さいのです。
大都会で暮らすのには小さすぎて苦労が絶えないません。
大好きなカップケーキですら、レジのテーブルまで届かないために気がついてもらえずに買えないのです。
がっかりして、とぼとぼと歩く姿。かわいそうで、ハグしてあげたくなります。
そこで、出会ったのは、自分よりも、もっともっと小さくて苦労しているネズミ。
ふたりはお互いに協力し合って友だちになります。
ふたりのこれからの暮らしが楽しくなりそうな、希望に満ちた絵本です。
言葉は少ないけれど、とても可愛い主人公に、ノスタルジックな街や人々の絵で
ぐっと作品の世界に引き込まれました。